【補助金ナビ】メルマガ 2025年実施の主要補助金概要(2024.12.09)発行 2024年11月29日、政府は令和6年度補正予算案を閣議決定しました。 令和6年度補正予算は、現在開催中の臨時国会で審議され、 12月21日の今国会の会期末までに成立の見込です。 閣議決定後、補正予算案に含まれる補助金の概要が徐々に明らかになってきました。 併せて、既存の基金を活用して2025年に実施される補助金についても、 概要が公開され始めています。 今回は、2025年に実施予定の、経済産業省関連の中小企業・小規模事業者向け補助金 について紹介します。 まだ概要レベルの段階の情報が多いですが、補助金ナビでは筆者の意見も含めて 紹介していますので、記事もぜひご覧ください。 ==========================================================================           本日のコンテンツ 1.令和6年度補正予算案中小企業・小規模事業者等の関連予算の内訳情報が公表 2.中小企業成長加速化補助金が新設 3.省力化投資補助金にオーダーメイド形式(一般型)が新設 ========================================================================== 1.令和6年度補正予算案中小企業・小規模事業者等の関連予算の内訳情報が公表 2024年12月6日、経済産業省から令和6年度補正予算案における 中小企業・小規模事業者等の関連予算の内訳情報が公表されました。 この中から、中小企業・小規模事業者向け補助金に関する箇所をピックアップして 紹介します。 ○中小企業生産性革命推進事業【3,400 億円(生産性革命推進事業)の内数】 ・ものづくり補助金 ・IT導入補助金 ・小規模事業者持続化補助金 ・事業承継・M&A補助金  中小企業生産性革命推進事業全体の予算としては、ほぼ前年規模の予算ですが、  「中小企業成長加速化補助金」(後述)が新設されたことから、  各補助金の予算(特にものづくり補助金)は、大きな減少が予想されます。  尚、ものづくり補助金の「省力化(オーダーメイド)枠」は、  省力化投資補助金に吸収されるものと思われます。 ○新事業進出補助金の創設【既存基金の活用(1,500億円規模)】  新事業進出・事業転換を重点的に支援するための新たな補助金です。  「事業再構築補助金」の基金を活用して、新たなスキームで実施するようです。 ○中小企業成長加速化補助金の創設【3,400 億円(生産性革命推進事業)の内数】  売上高100億円を目指す中小企業等への設備投資を支援  既存事業の拡大による成長にも活用可能な補助金と思われます。 ・要件 :売上100億円を目指すビジョン・潜在力、賃金要件等 ・補助対象経費:建物費・機械装置費・ソフトウェア費・外注費・専門家経費 ○省力化投資支援の運用改善(省力化投資補助金)【既存基金の活用(3,000 億円規模)】  オーダーメイド形式も幅広く対象となる省力化投資支援の新設、カタログ形式の  省力化投資支援の運用改善など、全方位型の省力化投資支援へ再編  これまではカタログに登録された汎用製品の導入による省力化に限定されていましたが、  「一般型」として「個別事業者の事業内容等に合わせた設備導入・システム構築等の  省力化」も対象となります。 令和6年度補正予算案、中小企業向け補助金情報の公表 https://hojokin-navi.com/chumoku/20241207_chuushohojokin/ ========================================================================== 2.中小企業成長加速化補助金が新設  中小企業生産性革命推進事業(予算枠:3,400億円)の一部として、中小企業成長加速化  補助金が新設される予定です。  「売上高100億円を目指す成長志向型の中小企業の潜在的な投資を最大限引き出すため、   大胆な設備投資を支援」するとされています。  要件:売上100億円を目指すビジョン・潜在力、賃金要件等  補助対象経費:建物費・機械装置費・ソフトウェア費・外注費・専門家経費  既存事業の拡大による成長のための補助金として、数億円の投資も対象になるものと  考えられます。 中小企業成長加速化補助金が新設 https://hojokin-navi.com/chumoku/20241207_seichokasokuka/ ========================================================================== 3.省力化投資補助金にオーダーメイド形式(一般型)が新設 「省力化投資補助金」に「オーダーメイド形式(一般型)」が新設されることが 発表されました。 ○事業概要  業務プロセスの自動化・高度化やロボット生産プロセスの改善、デジタルトランス  フォーメーション(DX)等、中小企業等の個別の現場の設備や事業内容等に合わせた  設備導入・システム構築等の多様な省力化投資を促進 ○従業員規模別補助上限額(額 ※カッコ内は大幅賃上げを行う場合)  ・5人以下 750万円(1,000万円)  ・6〜20人 1,500万円(2,000万円)  ・21〜50人 3,000万円(4,000万円)  ・51〜100人 5,000万円(6,500万円)  ・101人以上 8,000万円(1億円) ○補助率  ・1/2(小規模・再生 2/3)  ※補助金額1,500万円までは1/2もしくは2/3、1,500万円を超える部分は1/3  ※最低賃金引上げ特例:補助率を2/3に引上げ(小規模・再生事業者は除く。)  事業概要、補助上限額、補助率は、2024年に実施されたものづくり補助金の  「省力化(オーダーメイド)枠」とほぼ同様。  省力化投資補助金は令和8年度まで、継続して実施することが公表されていますので、  2024年実施のものづくり補助金に比して、公募回数の増加、通年公募の実施が期待されます。 省力化投資補助金にオーダーメイド形式(一般型)が新設 https://hojokin-navi.com/chumoku/20241207_shoryokuka/ =========================================================================== 当メールマガジンの記事内容については正確を期すように努めておりますが、抜粋 要約および補足した内容、文中の意見、予想等は、筆者の個人的見解に基づくものです。 筆者および運営会社は、その正確性を保証するものでございません。 情報のご利用は利用者様ご自身の責任においてお願い申し上げます。 このメールに返信をいただいても、回答はできません。 発行会社等へのご連絡は、末尾の連絡先メールアドレスまでお願い致します。 メルマガの配信解除は、補助金ナビのWEBサイト( https://hojokin-navi.com/ ) から「メルマガ登録」にて、メールアドレスを記入、 解除ボタンをチェックいただいた上、「送信」をクリックしてください。 【補助金ナビ】メールマガジン((2024.12.09) 発行会社:オフィスマツナガ行政書士事務所/株式会社インフォネクスト 筆者:松永敏明(認定経営革新等支援機関・行政書士・CFP) WEBサイト:https://hojokin-navi.com/ 経営支援オフィスマツナガ オンラインストア:https://office-matsunaga.net/ YOUTUBE「補助金ナビ」チャンネル:     https://www.youtube.com/channel/UCCeT9XM-XyPE2W012n6iEIw X(旧twitter):https://twitter.com/Hojokin_Navi Facebook:https://www.facebook.com/hojokinnavi 連絡先:info@office-matsunaga.jp/info@infonext.co.jp =======================================================================