【補助金ナビ】メルマガ 総合経済対策から読み解く補助金動向他(2025.11.17)発行 高市政権が発足し、国会での所信表明演説、代表質問そして予算委員会での質疑応答など、 様々な政策議論が活発化してきました。 現時点までの令和７年度補正予算に関する報道は、 経済対策の全体像、医療・介護分野 の処遇改善、対米投資に関する政府系金融機関支援などが中心であり、 中小企業支援施策に関する報道はまだ少ないようです。 一方、政府は2025/11/12に経済財政諮問会議を開催し、令和7年度補正予算も含めた 今後の予算編成の指針となる「総合経済対策に盛り込むべき重点施策」をとりまとめて 公表しました。 補助金ナビでは、当該資料および現時点の各種情報を基に、今後の中小企業施策および 中小企業向け補助金動向について分析・検討いたしました。 今回はこの内容および補正予算に関する報道内容を中心に、前回のメルマガ発行以降の 補助金の採択発表に関してもお知らせします。 ========================================================================== 　　　　　　　　　　本日のコンテンツ １．令和７年度補正予算報道（10月下旬〜11月中旬） ２．「総合経済対策重点施策」から読み解く中小企業施策／補助金動向 ３．「ものづくり補助金」、「IT導入補助金2025」採択発表 ========================================================================== １．令和７年度補正予算報道（10月下旬〜11月中旬） 令和7年度（2025年度）補正予算に関して10月下旬〜11月中旬に各報道機関から発表された 内容を要約すると、以下の通りです。 令和7年度（2025年度）補正予算案は、高市政権下の「責任ある積極財政」のもと、 物価高対策、成長投資、安全保障（防衛強化）を主な目的として編成議論が本格化。 ○予算案の規模と財源 規模については、前年度補正（約13.9兆円）を上回る方向で調整が進められており、 「10兆円超」を軸とし、「20兆円台もあり得る」との声も出ている。 財源面では、補正予算案を活用する方針だが、12月末のガソリン暫定税率廃止による 約1.5兆円の財源消失が見込まれ、代替財源の検討が焦点。 ○主要な政策メニュー 具体的な政策分野として、以下の項目が盛り込まれる方針 ・物価高対策・家庭支援: 冬の電気・ガス料金支援（来年1?3月再開、平均月額2,000円超の 　補助を調整）、地方交付金の拡充。 ・人材・賃上げ: 医療・介護職員の賃上げ支援のための補助金。 ・安全保障・投資: 防衛費のGDP比2％達成に向けた増額、対米投融資（約83兆円規模） 　に備えた日本国際協力銀行・日本貿易保険関連費の計上による財務基盤強化 。 ・地方自治体支援: クマ被害への駆除対策強化のための自治体支援拡充 。 なお、給付や減税の具体的なメニューは未定。 ○提出と成立の見通し 政府は今国会中の成立を目指すが 、衆院・参院ともに与党単独で過半数を取れないため、 野党の協力が不可欠な情勢。野党側は協力条件として財源の明示や政策の精査を求めている。 いずれの報道も中小企業関連支援策には具体的には触れられていません。 令和７年度補正予算報道（2025年11月中旬） https://hojokin-navi.com/hojokin-news/yosan-kobojokyo/20251116_hoseiyosan/ 令和７年度補正予算報道（2025年10月下旬〜11月上旬） https://hojokin-navi.com/hojokin-news/yosan-kobojokyo/20251108_hoseiyosan/ =========================================================================== ２．「総合経済対策重点施策」から読み解く中小企業施策／補助金動向 　政府は2025/11/12に経済財政諮問会議を開催し、令和7年度補正予算も含めた 今後の予算編成の指針となる「総合経済対策に盛り込むべき重点施策をとりまとめて 公表しました。 補助金ナビでは、当該資料および現時点の各種情報を基に、今後の中小企業施策および 令和7年度補正予算動向について、以下の観点から分析および検討しました。 ○分析１：「総合経済対策」が示す中小企業向け補助金の方向性 ○分析２：中小企業・小規模事業者施策の核心は「賃上げ」と「省力化」 ○分析３：戦略分野別詳細分析：サプライチェーン強靭化とイノベーション ○補助金ナビ見解１：補助金獲得の新たな「定石」 ○補助金ナビ見解２：中小企業にとってのリスクとチャンス 内容は、以下の記事をご覧ください。 「総合経済対策重点施策」から読み解く中小企業施策／補助金動向 https://hojokin-navi.com/chumoku/20251116_keizaitaisaku/ =========================================================================== ３．「ものづくり補助金」、「IT導入補助金2025」採択発表 ○「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」（20次締切）補助事業者採択 ・製品・サービス高付加価値化枠：申請者数 2,276、採択者数 784、採択率 34.4％ ・グローバル枠：申請者数 177、採択者数 41、採択率 23.2％ ・合計：申請者数 2,453、採択者数 825、採択率 33.6% ○IT導入補助金2025　５次締切　採択発表 ・通常枠：申請者数 2,976、採択者数 1,103、採択率 37.1％ ・インボイス対応類型：申請者数 6,670、採択者数 3,161、採択率 47.4％ ・セキュリティ対策推進枠：申請者数 100、採択者数 48、採択率 48.0% どちらの補助金も厳しい採択率が続いています。 中小企業生産性革命推進事業の予算制約もあり、今年度内の公募については 同様の傾向が続くものと思われます。 「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」(20次締切)補助事業者採択 https://hojokin-navi.com/hojokin-news/chusho-shokibo/monohojo/20251027_monohojo/ IT導入補助金2025「通常枠」「セキュリティ対策推進枠」「インボイス枠」５次締切　採択発表 https://hojokin-navi.com/hojokin-news/chusho-shokibo/it_hojokin/20251031_it-hojokin/ =========================================================================== 当メールマガジンの記事内容については正確を期すように努めておりますが、抜粋 要約および補足した内容、文中の意見、予想等は、筆者の個人的見解に基づくものです。 筆者および運営会社は、その正確性を保証するものでございません。 情報のご利用は利用者様ご自身の責任においてお願い申し上げます。 このメールに返信をいただいても、回答はできません。 発行会社等へのご連絡は、末尾の連絡先メールアドレスまでお願い致します。 メルマガの配信解除は、補助金ナビのＷＥＢサイト（ https://hojokin-navi.com/ ） から「メルマガ登録」にて、メールアドレスを記入、 解除ボタンをチェックいただいた上、「送信」をクリックしてください。 【補助金ナビ】メールマガジン(2025.11.17) 発行会社：オフィスマツナガ行政書士事務所／株式会社インフォネクスト 筆者：松永敏明（認定経営革新等支援機関・行政書士・ＣＦＰ） ＷＥＢサイト：https://hojokin-navi.com/ 経営支援オフィスマツナガ　オンラインストア：https://office-matsunaga.net/ YOUTUBE「補助金ナビ」チャンネル： 　　　　https://www.youtube.com/channel/UCCeT9XM-XyPE2W012n6iEIw X(旧twitter)：https://twitter.com/Hojokin_Navi Facebook：https://www.facebook.com/hojokinnavi 連絡先：info@office-matsunaga.jp／info@infonext.co.jp =======================================================================