ものづくり補助金 一般型<新特別枠・通常枠>(第6次締切)採択率は、47.7%!
2021年6月29日、ものづくり補助金(一般型・グローバル展開型:6次締切)の採択発表がありました。
一般型全体の採択率は、47.7%でした。前回(5次締切)は、44.6%でしたので、やや増加しています。
2020年12月18日締切の4次締切は、31.2%と、大変厳しい採択率でしたが、これに比べるとかなり高くなっています。この結果を検証、分析してみましょう。
以下に2020年から実施されているものづくり補助金の公募・応募状況、採択率の推移を掲載します。
これを見ると以下の点が注目されます。
・2021年になってから採択率が上昇している。
・特別枠(新特別枠)の応募者数が減少している。
・特別枠応募については、特別枠採択が増え、通常枠採択が減っている。
2021年に実施されている <低感染リスク型ビジネス枠>は、ものづくり補助金、IT導入補助金の3補助金を合計で、2,300億円です。
昨年の3補助金の特別枠(小規模事業者持続化補助金では「コロナ特別対応型」)の予算は、1000億円(事業再開枠を合わせても1700億円)でしたので、これに比べて2倍の予算です。
予算枠が増え、応募者数が減ったことが、採択率の上昇につながったようです。
特別枠応募で通常枠採択の数が減ったことで、通常枠応募の方の採択率も上がっています。
また、2021年は、予算枠が非常に大きく、補助金額、補助率が大きい事業再構築補助金が実施されていることも、ものづくり補助金の応募者減少につながったものと思われます。
○7次締切以降に向けて
2020年12月締切(4次締切)は、予算と応募者数の関係で、とても厳しい採択率(31.2%)となりました。
2021年実施のものづくり補助金では、予算枠は2020年より拡大していることから、要件を満たし、一定レベル以上のの事業計画書を作成することで、採択の可能性は高くなると考えられます。
事業再構築補助金の一次締切の採択率が、予想に厳しい採択率(通常枠で約30%)となったことから、今後は、ものづくり補助金の応募が増える可能性はあります。
○従って、ものづくり補助金へ応募申請される事業者様は、以下の点に注意して申請書(事業計画書)を作成されることをお奨めします。
・要件の合致する事業計画の作成
・申請に記載すべき内容、審査項目を漏らさずに記載
補助金ナビでは、ものづくり補助金(一般型)事業計画書の作成方法、採択事例の解説と、申請に便利な「申請書ひな型」ダウンロード等を含む、オンラインセミナーを提供しています。
掲載したニュース等の内容は正確を期すように努めておりますが、その内容について正確性を保証するものではありません。また、筆者の個人的な見解が多く含まれています。補助金の応募等に際しては、公募要領をご確認の上で、ご自身のご判断にてお願い致します。
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