事業再構築補助金については今後の動向が見えない状況が続いていますが、2024年1月に週刊誌や新聞の記事がいくつかありますので、ご紹介します。
○補助金でサウナ、フルーツサンド店が爆増…ダブついた「国の基金16兆円」の使われ方を知っていますか(FRIDAY デジタル 1/2(火) 15:00)
https://news.yahoo.co.jp/articles/98d37dc7a4a8c72224e4351bfd2aa332a96ad808
【記事要旨】
基金全般の問題点について触れた上で、特に事業再構築補助金について不適切な実態の可能性を報じています。フルーツサンド店、サウナ、シミュレーションゴルフなど、特定の業種への応募が殺到した事実とコンサルタントの暗躍、補助金ビジネスの横行について指摘。
また、この記事では、基金の創設管理の政治的影響についても指摘、合理的な予算編成と既存の基金の再評価の必要性について触れている。
○事業再構築補助金に「議員案件」 政治家から「これを通せ」(毎日新聞 2024年1月12日 12時0分)
https://news.infoseek.co.jp/article/mainichi_20240110k0000m040285000c/
【記事要旨】
事業再構築補助金に関する政治家の関与を指摘。いくつかの申請が「議員関連の案件」とされ、政治的影響力に基づいて優遇されている懸念があると指摘しているが、事務局のパソナ、所管する中小企業庁とも審査の判断に「手心」を加えることはないと強調。
毎日新聞は、2024/1/13朝刊の1面、3面で多くの紙面を割いて、事業再構築補助金について言及しています。
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○「この仕事、やばくね?」 コロナ補助金に政治圧力(毎日新聞 2024/1/12 06:00)
https://mainichi.jp/articles/20240110/k00/00m/040/281000c
【記事要旨】
事業再構築基金についての政治的干渉や、特定の申請が「議員関連の案件」として扱われ、優遇された可能性があるとし、政治家の影響力や、資金配分の公平性に対する懸念をについて報じている。一方で、パソナ、中小企業庁とも、政治家からの問い合わせはあるが、審査過程において特別な取り扱いや審査が優先されることは断じてないとしている
○居眠り、私語… 「血税、最後の配り手」補助金事務局の限界(毎日新聞 2024/1/12 06:01)
https://mainichi.jp/articles/20240110/k00/00m/040/292000c
【記事要旨】
事業再構築補助金事務局の混乱と直面している課題等について記載。昨秋の行政レビューへの対応についても取り上げられている。事業再構築補助金に限らず、重要な政府補助金プログラムの管理における複雑さと問題点も記載している。
○ウィズコロナ時代へチャレンジ 補助金「すごくありがたかった」(毎日新聞 2024/1/12 06:02)
https://mainichi.jp/articles/20240110/k00/00m/040/379000c
【記事要旨】
事業再構築補助金が「ウィズコロナ時代」へ移行する企業にとって非常に価値があるという事例を紹介。飲食業からアウトドア施設「グランピング」事業への転換に成功した事業主の例を取り上げ、補助金が新たな挑戦に対する強力な支援となっていることを指摘。また、補助金の運営に関する問題点や、遅延や審査の不統一性による申請者の不満がある中、対応する為のサポート役の重要性を指摘している。
事業再構築補助金の公式サイトでは、事業再構築補助金の第12回公募について2023/12/8に「秋のレビューの指摘を踏まえて見直しを行った上で公募を再開する予定」との記事を公表していますが、それ以降の新たな情報はありません。
また、同サイトでは、2024/1/9に「補助事業実施」ページが公開され、主に採択者に対して補助事業の流れ等について情報を提供することで、採択後の円滑な事業実施を支援しています。
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掲載したニュース等の内容は正確を期すように努めておりますが、その内容について正確性を保証するものではありません。
補助金の応募等に際しては、公募要領をご確認の上で、ご自身のご判断にてお願い致します。
オフィスマツナガ行政書士事務所(認定経営革新等支援機関)所長・行政書士 松永敏明
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