令和3年度予算案 ものづくり補助金(高度連携型)概要
令和3年度予算案には、前年度に実施されました「ものづくり補助金(高度連携型)」が計上されています。以下に、「ものづくり補助金(高度連携型)」の概要を紹介します。
●ものづくり・商業・サービス高度連携促進事業(ものづくり補助金 高度連携型) 予算額 10.4億円(前年度 10.1億円)
〇事業目的・概要
・中小企業等が行う、革新的なサービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善に必要な設備投資等を支援する、いわゆる「ものづくり補助金」において、複数の事業者が連携する取組を支援します。
・「コネクテッド・インダストリーズ」の取組を日本経済の足腰を支える中小企業・小規模事業者にも広く普及させるべく、事業者間でデータを共有・活用することで生産性を高める高度なプロジェクトを支援します。
※ 人、モノ、技術、組織等がデータを介してつながることにより新たな価値創出を図る取組。
・また、地域経済への波及効果をより高めるため、地域経済牽引事業計画の承認を受け、連携して事業を行う中小企業等による設備投資等を支援します。
・加えて、幹事企業等が主導し、中?企業のデジタル化を加速すべく、前向きな投資を行う中小企業等を束ねて共通システムを面的に導入し、生産性向上を推進する取組を支援します。
○成果目標
・事業終了後3年で以下の達成を目指します。
・補助事業者全体の付加価値額が年率平均3%以上向上
・補助事業者全体の給与?給総額が年率平均1.5%以上向上
・付加価値額年率平均3%以上向上及び給与支給総額年率平均
・1.5%以上向上の目標を達成している事業者割合65%以上
1.企業間連携型(補助上限額:2,000万円/者、補助率:中小1/2 小規模2/3)
複数の中小企業等がデータを共有し、連携体全体として新たな付加価値の創造や生産性の向上を図るプロジェクト又は、地域未来投資促進法に基づく地域経済牽引事業計画の承認を受けた事業者が、連携して新しい事業を行い、地域経済への波及効果をもたらすプロジェクトを最大2年間支援します。(連携体は5者まで。)
2.サプライチェーン効率化型(補助上限額:1,000万円/者、補助率:中小1/2 小規模2/3)
幹事企業等(大企業を含む)が主導し、中?企業等が共通システムを面的に導?し、データ共有・活用することでサプライチェーンを効率化する取組等を支援します。(連携体は10者まで。)
※幹事企業が大企業の場合、当該大企業は補助金支給の対象外。
※企業間連携型は、参画企業全ての事業計画の策定が必要である一方、サプライチェーン効率化型は、幹事企業が代表して事業計画を策定することが可能。
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