補助金ナビ:補助金入門WEB講座 第1回 補助金の基礎知識

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第1回 補助金の基礎知識

①補助金とは

補助対象要件を満たす事業を計画・申請し、審査を受け、

採択された事業計画書に記載した「補助事業」を適正に実施することで

補助事業完了後に経費の一部が補助される資金のこと。」です、

②補助金は、年度毎の予算によって実施されます。

従って
   ⇒ 予算の確定により、補助金の実施が決まります。

⇒ 予算は、「当初(本)予算」、と「補正予算」があります。

⇒ これら、国の予算は、内閣が原案を作成し、 国会で審議、決定します。

となります。

この流れを理解して、早めに情報収集を行うことで、早期の準備開始が可能になります。

〇当初(本)予算成立までの日程例
平成30年度(2019年)当初予算の日程は、
・2018年7月10日 概算要求の基本方針閣議決定
・2018年8月31日迄  各省庁の概算要求

経済産業省中小企業関連予算の概算要求内容
2019ものづくり補助金概算要求

概算要求を確認することで、翌年度に「ものづくり補助金」が予定されていることが分かります。

 ・2018年12月21日 政府原案閣議決定
閣議決定のうち、ものづくり補助金に関する資料

2019当初予算ものづくり補助金閣議決定
この段階で、各補助金の概要のわかりますので、公募開始に向けた準備が可能です。

・2019年3月21日 予算成立

原案通りに予算が成立すれば、閣議決定内容通りに、補助金が実施されることになります。

〇補正予算成立までの日程例

平成30年度第二次補正予算(2019年実施)の日程は、
・2018年12月21日 政府原案閣議決定

閣議決定のうち、ものづくり補助金、小規模事業者持続補助金、IT導入補助金に関する資料
2019補正予算ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金、IT導入補助金閣議決定

・2019年2月 7日 予算成立

予算成立前や公募開始前に、補助金についての事前告知や事務局募集があることがあります。

③補助金の支援対象
・補助金の目的
補助金その目的達成の為に、対象者、対象事業、対象経費がきめられています。

 したがって、補助金によって、対象となる経費が異なります。

例えば、
人件費に使える・・・・
設備投資が主体・・・・
販路開拓に使える・・・・ 等々

④補助金実施フロー(全体)
補助金は、応募してから補助金が支払われるまで、半年から1年程度の期間があります。その間の事業に関わる経費は、全て事業者が負担する必要があります。

補助金フロー

また、採択後の交付決定から補助事業終了までの間の、補助事業期間に発注、納品、検収、支払までの全ての行為を行った経費のみが補助対象となります。応募前はもちろんのこと、交付決定の前に、着手した活動に対する経費は対象外です。また、定められた補助事業期間の終了までに実施したものだけが対象となります。

筆者:認定支援機関 オフィスマツナガ行政書士事務所 所長・行政書士 松永敏明
本講座の内容は正確を期すように努めておりますが、内容について正確性を保証するものではありません。
補助金の応募等に際しては、公募要領をご確認の上で、ご自身のご判断にてお願い致します。

 第2回 主要補助金の実状を理解しよう

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