8.交付申請時のチェックポイント(2020年実施)IT導入補助金2020WEB講座)
8.交付申請時のチェックポイント(令和元年度補正(2020年実施)IT導入補助金2020WEB講座)
一般的に、補助金の申請時の必須要件として「ミスが無いこと」があげられます。
また、補助金の採択確率を高める重要なポイントに「審査項目に適切に応えること」があげられます。
文章記述形式の申請書の場合は、誤字脱字や文章表現のチェックに時間をかける必要がありますが、IT導入補助金2020の交付申請では文章記述部分がほとんどありませんので、「ミス」の発生箇所は限定されています。限定されているが故に、ミスが多い申請は採択に影響を及ぼす可能性が高いと考えた方が良いでしょう。
また「審査項目」は、「この観点で採点・審査をします」ということが予め明示されている訳ですので、回答にあたってはこの点を十分に勘案する必要があります。
IT導入支援者様は、ご自身の入力情報を入力するだけではなく、申請者の回答内容を十分にチェックしていただきます様にお願いします。
1.IT導入補助金2020「ミスの防止」チェックポイント
以下に、IT導入補助金2020交付申請時に、ミスが発生し易い箇所を列挙しました。申請事業者様、IT導入支援事業者様のどちらも、以下の項目を必ずチェックして、ミスの発生を防止しましょう。
〇申請者による交付申請入力時「基本情報」、「役員情報」、「決算情報」
・添付する履歴事項全部証明書との整合性
・入力情報間の整合性
・「決算情報」の入力単位
〇IT導入支援による交付申請入力時「労働生産性情報」
・申請者による「基本情報」や「決算情報」との整合性
・金額の入力単位
2.IT導入補助金2020「審査項目に適切に応える」チェックポイント
公募要領にある審査項目を熟読しましょう。
審査項目は以下の通りです。
例えば、「事業面の具体的な審査(1)」の最初の項目
「自社の経営課題を理解し、経営改善に向けた具体的な問題意識を持っているか」
と、ありますが、
「自社の経営課題を理解している」ことや「経営改善に向けた具体的な問題意識を持っている」ことを審査員に明確に示すには、各設問にどう答えるたら良いのか、良く考えましょう。
「1.経営者」の「経営理念・ビジョン」の選択肢で、「特に意識したことはない」や「わからない」といった回答は、「自社の経営課題を理解し、経営改善に向けた具体的な問題意識を持っている」とは言えない、と判断される可能性あると思われます。
このように、審査項目を意識しながら、1つ1つ設問の問われている意味を考えながら、回答してゆくことが大切です。選択肢のチェックするだけからと、簡易なアンケートに答えるように、パッパッと回答してゆくのは避けましょう。
この為には、交付申請締切まで十分な時間的余裕をもって望むことが大切です。
以上、「8.交付申請時のチェックポイント(IT導入支援事業者様必見)」でした。
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本記事は公開情報に基づいて記述しています。今後、公募要領等が改訂される可能性もあります。また、著者は当記事内容の完全性を保証するものではありません。当記事内容が公募申請等に際しては、必ず事務局発表の最新情報をご確認くださいますようにお願いします。
オフィスマツナガ行政書士事務所(認定経営革新等支援機関)所長・行政書士 松永敏明
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