補助金ナビ:創業者・小規模事業者の為の事業計画書作成WEB講座

第2回 事業計画書には何を書くのか

 一般的な事業計画書を作る際に盛り込む要素は以下の通りです。

1.事業の目的・経営理念
事業の目的、経営理念、事業の社会貢献性、将来的に目指したい方向性などを記載します。

2.事業内容(事業の概要、コンセプト、商品・サービス、業種・業態、顧客ターゲット)
事業目的を達成するために実施する事業の内容について具体的に記載します。

3.市場環境(市場規模、市場の特色・成長性、競合状況)
参入予定市場について、市場規模、市場の特徴・特色、今後の成長・衰退、競合の存在等について分析した上で、参入余地について記載します。

4.競合優位性(品質・性質・技術面、価格面、立地条件面、特許・契約面)
市場分析結果を踏まえ、当商品・サービスが他社に対して優れている点を記載します。

5.販売戦略(価格戦略、流通・販売戦略、対価の回収)
市場環境と顧客ターゲット層を踏まえた価格設定と、その経営戦略的な意味等について記載します。

6.経営計画(仕入・生産計画、人員・組織計画、成長・拡大計画、事業スケジュール、協力者・支援者)
販売戦略を実現する為の、設備、生産、人員、組織等について記載します。

7.資金調達
起業当初に必要な初期費用、経営に必要資金を算出した上で、必要資金の調達方法について記載します。

8.損益・収支計画
商品・事業別に月別の売上数量、売上高、粗利益、販売管理費等を予測し、記載します。

9.リスクと解決策
事業を行う上で問題となり得る点やリスクと、その解決方法を記載します。

各項目の詳しい記載内容については、「第4回 事業計画書の内容」にて、解説します。

以上です。 

筆者:認定支援機関 オフィスマツナガ行政書士事務所 所長・行政書士 松永敏明

創業者・小規模事業者の為の事業計画書作成WEB講座
「第2回 事業計画書には何を書くのか?」でした。

次回の創業者・小規模事業者の為の事業計画書作成WEB講座は、
「第3回 事業計画書作成の前にすること」 です。

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