補助金ナビ:小規模事業者持続化補助金申請WEB講座
        (平成29年度補正・・平成30年実施)
第2回 これが大事、申請書を書く前の準備 

 第1回に書いた通り、小規模事業者持続化補助金の公募要領には、申請書に書くべき内容が記載されていますので、この点に丁寧に応えて記述する事により、審査で高得点を得られます。申請書式に記述を始める前に、公募要領に記載されている、補助対象者要件、補助対象事業要件、審査項目、各欄の記載項目を、ご自身で書き出して見ましょう。そうすることによって、何が求められているのかが見えてきます。
 その上で、ご自身の、経営計画、事業計画を、各記載項目にあてはめて箇条書きで記述しましょう。各欄の記述内容に矛盾や過不足なく、論理的に飛躍がなく、ポイントがわかり易く記述されていることを確認して下さい。
 経営計画書と補助事業計画書の文章での記述が必要な各欄は、以下の通りです。

経営計画書
1.企業概要
2.顧客ニーズと市場の動向
3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み
4.経営方針・目標と今後のプラン

補助事業計画書
1.販路開拓等の取組内容
2.業務効率化(生産性向上)の取組内容(任意)
3.補助事業の効果

 これらの項目に審査項目を当てはめたうえで、ご自身の事業計画内容を箇条書きで記述してゆきます。
これをまとめるためのワークシートの例が図2-1です。
小規模事業者持続化補助金申請WEB講座(平成29年度補正・・平成30年実施)

 この作業をしていると、最初は経営計画に記述したものの、見直したところ補助事業計画書に書くべき内容であることに気づくことも多々あります。全体を俯瞰して、流れや整合性を確認しつつ、各欄の内容を修正しまた全体流れを確認することを繰り返して、整理をしてゆきます。その間に、気が付いたり調べたりした細かい内容、例えば、競合の調査分析結果などは、後で文章化する時に役立ちますので別紙にでも書きだして行きましょう。

 ご自身の事業計画を基に考えても、なかなか進まない場合は、公募要領に掲載されている記載例(「株式会社◯◯」の「鱈バーガー・鱈チップスの開発・販路開拓」)を材料として、上の作業を試してみると理解が深まります。

 筆者が講師をしている小規模持続化補助金セミナーでは、この整理作業の為のワークシートをご用意し、ワークシートと書き方の解説と指導を行っています。また、実際に採択を受けた例のワークシートもご覧いただけます。時間と場所のご都合の付く方は、是非ご参加下さい。

筆者:認定支援機関 オフィスマツナガ行政書士事務所 所長・行政書士 松永敏明
本講座の内容は正確を期すように努めておりますが、内容について正確性を保証するものではありません。
補助金の応募等に際しては、公募要領をご確認の上で、ご自身のご判断にてお願い致します。

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【第2回 これが大事、申請書を書く前の準備】 でした。

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【第3回 採択率をアップする申請書類作成方法】(平成29年度補正・・平成30年実施) がテーマです。

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