「小規模事業者持続化補助金」一般型(第4回締切分)の採択率は、44.2%とやや厳しい結果になりました。

 

令和元年度補正予算による「小規模事業者持続化補助金」一般型(第4回締切分)の採択発表がありました。

採択率は、44.2%とやや厳しい結果になりました。

「小規模事業者持続化補助金」一般型の第1回締切の採択率は、90.9%と、とても高い採択率でしたが、以下の通り、徐々に下がっています。

令和元年度補正予算「小規模事業者持続化補助金」一般型採択率の推移
・第1回締切(2020/ 3/31締切):90.9%
・第2回締切(2020/ 6/ 5締切):65.1%
・第3回締切(2020/10/ 2締切):51.6%
・第4回締切(2021/ 2/ 5締切):44.2%

以下に、令和2年(2020年)以降に実施されている「小規模事業者持続化補助金」の実績をまとめました。

2020年小規模事業者持続化補助金

私見ですが、どの補助金でも、採択率が60%を切るようになると、事業計画書の作成にはかなり気をつかう必要があります。

また、この補助金は、商工会/商工会議所の専門家の目を通してから申請されていますので、その点を考えますと、採択率が50%を切る状況の中で採択を勝ち取る為には、申請書を入念にブラッシュアップすることが必要です。

2021年度の小規模事業者持続化補助金は、この一般型の他に、低感染リスク型ビジネス枠(補助上限額 100万円)も実施されているため、応募者がそちらに流れし、一般型の応募は少ないのではないかと考えがちですが、低感染リスク型ビジネス枠では、補助事業の要件が「ポストコロナを踏まえた新たなビジネスやサービス、生産プロセスの導入等の取組」となっていることに加え、2020年度に実施されたコロナ特別対応型の採択・交付決定を受けた事業者は応募できません。

従って、小規模事業者持続化補助金 一般型への応募は、一定の数はあることが想定されます。したがって、全くの私見ですが、2021年度の小規模事業者持続化補助金 一般型の採択率は、ここ数回と同様に、40~60%程度で続くのではないでしょうか。

そこで、小規模事業者持続化補助金 一般型へ応募される方は、事業計画書をブラッシュアップして、採択の確率を高めることをお奨めします。

以下の記事や動画セミナーを、ぜひご覧ください。

「小規模事業者持続化補助金(一般型)記載例について」
 記載例の簡単な分析と、経営計画書と補助事業計画書に書くべきポイントについてまとめています。

「無料動画セミナー:2021年実施小規模事業者持続化補助金(一般型)概要、記載例解説」

〇更に詳しく知りたい方は、オンラインセミナーもご活用ください。
このセミナーでは、申請書ひな型他、事業計画作成や申請時に役立つ資料を提供しています。

2021年実施小規模事業者持続化補助金「申請書の書き方」オンラインセミナー

「小規模事業者持続化補助金」についてのニュースは、こちらでご紹介しています。

掲載したニュース等の内容は正確を期すように努めておりますが、その内容について正確性を保証するものではありません。また、筆者の個人的な見解が多く含まれています。補助金の応募等に際しては、公募要領をご確認の上で、ご自身のご判断にてお願い致します。
筆者:オフィスマツナガ行政書士事務所 所長 認定経営革新等支援機関 松永敏明