平成31年/2019年実施「IT導入補助金」概要資料が公開(その1:制度の概要)

 

平成31年/2019年実施「IT導入補助金」IT支援事業者向け説明会用資料「IT導入補助金 2019」が事務局から公開されました。

当資料の記載内容のうち、「制度の概要」についてのポイントは以下の通りです。

●サービス等生産性向上IT導入支援事業について
申請者(中小規模事業者)とIT導入支援事業者は補助事業を実施する上での『パートナー』となり生産性向上を目的とし、共に補助事業に取む。申請者は、IT導入支援事業者が事務局に登録した『ITツール』を選択し、交付申請を行う。

『生産性の向上により、足腰の強い経済を構築』というIT導入補助金の目的をさらに推し進めるため、2019年はITツールの考え方、交付申請時に必要となるツールの要件などを変更する。

●補助事業の流れ
以下の3者の役割は昨年同様で、2019年も考え方の変更はない。
・中小企業・小規模事業者(申請者・補助事業者):ITツールを導入し、補助金を受け取る
・IT導入支援事業者:ITツールを提供し、補助事業者のサポートを行う、
・IT導入補助金事務局:制度の構築、申請内容の確認、検査を行う

●補助対象者の要件
2019年も昨年とほぼ同様。
・日本国内で事業を行う『中小企業・小規模事業者等(法人または個人)』であり、法人の場合『みなし大企業』でないこと。
・本事業実施により、3年後の生産性の伸び率が1%以上、4年後:1.5%以上、5年後:2%以上となる計画を立てられること。
・その他

●補助金の交付申請・事業実施期間、上限・下限額、補助率について(日程は1次公募のものです)

項目/類型 A類型 B類型
公募期間 5月27日(月)~6月12日(水) 5月27日(月)~6月28日(金)
採択予定日 6月下旬(予定) 7月中旬(予定)
補助上限額・下限額 上限額:150万円未満
下限額:40万円
上限額:450万円
下限額:150万円以上
補助対象経費区分 ソフトウェア費、導入関連費
補助率 1/2以内
必要なプロセス数(*) 2以上かつ、業務プロセスを1つ以上含むこと 5以上かつ、業務プロセスを3つ以上含むこと
後年の効果報告 3回 5回

(*)「必要なプロセス数」とは、IT導入補助金の対象となるソフトウェアの要件です。詳しくはこちらの記事「平成30年補正(2019年実施)IT導入補助金「補助対象となるITツール」について」をご覧ください。

「IT導入補助金」概要資料が公開(その2:IT導入支援事業者、ITツールについて) へ

「IT導入補助金」概要資料が公開(その3:交付申請) へ

尚、資料は「一般社団法人 サービスデザイン推進協議会サービス等生産性向上IT導入支援事業事務局」のサイト「IT導入補助金」概要資料 からダウンロードできます。

平成30年度補正(2019年実施)IT導入補助金では、IT導入支援事業者の登録は、4月15日に開始予定、ITツールの登録は、4月19日に開始予定です。IT導入支援事業者登録およびITツール登録に関する公募要領は、4月15日に公表される予定ですので、ITベンダー・販売事業者様は熟読されてください。

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筆者:認定経営革新支援機関 オフィスマツナガ行政書士事務所 所長・行政書士 松永敏明
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補助金の応募等に際しては、公募要領をご確認の上で、ご自身のご判断にてお願い致します。