平成30年度補正(令和元年・2019年実施 )「ものづくり補助金」審査項目の確認

平成30年度補正(令和元年・2019年実施 )ものづくり補助金(2次公募)への検討にあたり、「ものづくり補助金」の審査項目を確認しましょう

公募要領によれば平成30年度補正(令和元年・2019年実施 )ものづくり補助金の審査項目は以下の通りです。通常、2次公募の審査項目が1次公募から大きく変更されることはありませんので、2次公募についても同様と考えられます。審査はこの審査項目に沿って行われますので、審査項目を確実にクリアするように申請書に記載しましょう。

〇平成30年度補正(令和元年・2019年実施 )「ものづくり補助金」技術面の審査項目

①新製品・新技術・新サービス(既存技術の転用や隠れた価値の発掘(設計・デザイン、アイデアの活用等を含む))の革新的な開発となっているか。
 ・【革新的サービス】においては、中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドラインで示された方法で行うサービスの創出であるか。また3~5年計画で「付加価値額」年率3%及び「経常利益」年率1%の向上を達成する取組みであるか。
 ・【ものづくり技術】においては、特定ものづくり技術分野の高度化に資する取組みであるか。また3~5年計画で「付加価値額」年率3%及び「経常利益」年率1%の向上を達成する取組みであるか。
②サービス・試作品等の開発における課題が明確になっているとともに、補助事業の目標に対する達成度の考え方を明確に設定しているか。
③課題の解決方法が明確かつ妥当であり、優位性が見込まれるか。
④補助事業実施のための体制および技術的能力が備わっているか。

〇平成30年度補正(令和元年・2019年実施 )「ものづくり補助金」事業面の審査項目

①事業実施のための体制 (人材、事務処理能力等) や最近の財務状況等から事業を適切に遂行できると期待できるか。金融機関等からの十分な資金の調達が見込まれれるか。
②事業化に向けて、市場ニーズを考慮するとともに、補助事業の成果の事業化が寄与するユーザー、マーケット及び市場規模が明確か。
③補助事業の成果が価格的・性能的に優位性や収益性を有し、かつ、事業化に至るまでの遂行方法及びスケジュールが妥当か。
④補助事業としての費用対効果 (補助金の投入額に対して想定される売上・収益・の規模、その実現性等) が高いか(3~5年計画で「付加価値額」年率3%及び「経常利益」年率1%の向上を達成する取組みであるか)。

〇平成30年度補正(令和元年・2019年実施 )「ものづくり補助金」政策面の審査項目

①厳しい内外環境の中にあって新たな活路を見いだす企業として、他の企業のモデルとなるとともに、国の方針(「経済の好循環実現に向けた政労使の取組について」において示された賃金上昇に資する取組みであるか等)と整合性を持ち、地域経済と雇用の支援につながることが期待できる計画であるか。
②中小企業者の競争力強化につながる経営資源の蓄積(例えば生産設備の改修・増強による能力強化)につながるものであるか。

尚、当記事の内容は正確を期すように努めておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。補助金の応募等の判断に際しては、公募要領や公的機関からの正式発表等をご確認の上で、ご自身のご判断にてお願い致します。

経営革新等支援機関連合会では、ものづくり補助金二次公募 再チャレンジキャンペーンを実施しています。詳しくは、経営革新等支援機関連合会 ものづくり補助金二次公募 再チャレンジキャンペーンの記事をご覧ください。

ものづくり補助金についての詳しい情報は、以下のページをご覧ください。

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第1回 補助事業の要件
第2回 事業計画に必要な「革新性」とは
第3回 審査項目に応えて採択確率アップ

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